ミーナ(15歳・女)
ナダール王国の若き女王。今回の主役。
数奇な運命に導かれて、普通の女の子から一気に女王へと転身。
城にいる時は、持ち前の芯の強さを発揮し、気品ある女王を務めている。
本来は、心優しい女の子で、少し天然なところも。大人しく、引っ込み思案。
いざというときの行動力は抜群だが、向かう先は大抵危険と隣り合わせなため、周囲をハラハラさせる。
勇者アムルに特別な感情を抱いているが、未だタイミングが掴めず告白できていない。
ヘタレダ(20歳・男)
ナダール王国の近衛兵。
騎士道精神を胸に誓う、実直で勇気ある熱い若者。
近衛の中でもトップクラスの強さと、常識外れの生存能力を持っている。
前作、ファリカ事件の際には、国民の避難誘導を務め、多数の雑魚モンスターを退治するなど大きな功績を残し一目置かれた。
が、普段からバナナの皮…どころか、何もないところで転ぶ癖のため、ただのおっちょこちょいと誤解されがちである。
存在感の割に、よく忘れられる。「~であります」が口癖。
ルシオン(24歳・男)
バッジ研究所第3開発部主任。自称、研究所で4番目に偉い人間。
才気あふれるバッジ研究者。
亡き父の跡を継ぎ、人々を幸せにするバッジ研究者を目指す。
気さくで、人当たりが良く、部下からも慕われている。
枠にとらわれないユニークな発想で、古参の研究者を感心させることもしばしば。
しかし、ふと陰のある表情を浮かべることがある。過去に何かあったようだが…?
タラッタ(8歳・男)
ルシオンの家の隣に住んでいる男の子。
やんちゃで好奇心旺盛、じっとしているのが苦手なお年頃。
街の噂に敏感で、何か事件が有る度に顔を突っ込もうとする。
母は若くして亡くなり、父親は戦地に出兵。
現在は、父の上司だった「ギジジ」と二人暮らし。
最近はギジジの影響か、バッジに興味がある模様。
マナ(45歳・女)
ルシオンの母。 包容力のある、おっかさん。 口調はややぶっきらぼうだが、それも優しさの裏返し。 夫(ルシオンの父)をバッジの実験中に起きた事故で失ったことから、バッジそのものをあまり快く思っていない。
ゲラルダ(23歳・男)
ドニエラ軍参謀補佐。元バッジ研究員。
親のコネで軍参謀に就いた、野心とプライドばかりの男。
失敗は他の責任に、成功は自分の手柄にする。
言動の端々で、公私の区別が付いていない様子がうかがえる。
ルシオンを目の敵にしており、事あるごとに強く当たる。
ギジジ(70歳・男)
タラッタの保護者代理。凄腕のバッジ職人。
一見すると気難しそうだが、実は親切なおじいさん。
軍に勤めていたが、数年前に引退。タラッタの父親とは深い親交があり、その縁からタラッタと共に暮らすようになる。
年の功か、方々に偉い知り合いが居る。
「~である」が口癖。
カーラ(事故当時22歳・女)
ルシオンの恋人。
バッジ研究員。
1年前に起きた大事故により死亡している。
アムル(16歳・男)
ナダール王国の勇者。前回の主人公。
周りに振り回された挙げ句、本当に勇者になってしまった少年。
強さは普通、容姿も普通、強いて言えばツッコミ役が多い。
困った人を見ると放っておけないお人好しで、至極ナチュラルに厄介事へ首を突っ込んでいく。
今も勇者としての自覚は無く、常々普通の街人に戻りたいと思っている。
メルク(16歳・女)
カソー村の村長の娘。しかし正体は、デモード王国の第三姫。
曲がったことが嫌いで、何事もズバズバ切り込む。
頼りない人を見ると世話を焼かずにはいられない。
は虫類が苦手だったが、最近克服したらしい。
サラ(39歳・女)
アムルの母。
自称、勇者の母だったが、現在はナダール王国公認である。
姉御肌で頼りがいのある人物だが、『アムルは勇者』と激しく思いこんでいるのが玉にキズ。
古代遺跡を軽く探索してくるツワモノ。